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zoom RSS 殺人の門/東野圭吾

<<   作成日時 : 2006/05/19 18:24   >>

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殺人の門
(内容)
あいつを殺したい。でも、殺せないのはなぜだ。

どうしても殺したい男がいる。その男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。あいつを殺したい。でも、私には殺すことができない。殺人者になるために、私にはいったい何が欠けているのだろうか……。

(ネタバレ・感想)再読2回目
 初めて読んだ時のダメ男ぶりをまた味わいたくはないと思いながら、中々再読に踏み切れない「殺人の門」でしたが、なんとか「読破への門」を開くことが叶い読了。

 東野さんの2006野生時代2月号のインタビュー記事では、「主人公に対して、‘早く殺せばいいのに’、と読者が思ってくれたら、この本は成功なんですよ。」と答えられていますが・・・。

 自分はその様な感情を持つことが、とうとうなかったのだが・・・。
 自分が思っていたことは、二つである。
 
 ひとつは倉持の悪意はいったいどんなものなのか?
 なにが彼をあそこまで執拗な詐欺師にかりたてたのか?
 内容的にはまったく違うものでありながら、人を管理下に置いていく倉持の手法は「白夜行」の唐沢雪穂に通じるものを感じた。
 読んでいて子供のころの母親の噂や田島の浮気でっち上げなど、倉持以外には考えられなかったし、事実そうでもあった・・・。それだけに何か残念である。
 結局彼の悪意は理解不能である。読解力のなさを痛感するしかない。というよりは、金持ちへのコンプレックスなんて・・・・・ねぇ。
 途中までは雪穂の男版感覚で楽しんでいたのだが、最終的に倉持の生き様に共感する部分は失われてしまった・・・・・。

 そしてもうひとつが「殺人の門」の必要性である。
 田島は異常なほどの理性を持って自らの殺意を分析している。
 それゆえに倉持をころす動機、勢い、タイミングなどを図ったりもする。
 だが、反対に殺さないための言い訳もきちんと考え出しているのである。
 では、なぜ殺人の門を開こうとするのか?
 「その男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた」と思っていることが発端である。
 そして事実ではある・・・が、どこかで回避することは容易に出来たはずと言わざるおえない。
 自らが撒いた種を刈り取るために「殺人の門」を開く必要に迫られた・・・。というオチでは・・・ねぇ。

 そして・・・・・殺人の門は開いたのではない。

 田島は子供の頃の恐怖心により躓いて、「殺人の門」に転がり込んでしまっただけだ。
殺人の門

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