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zoom RSS 夢はトリノをかけめぐる/東野圭吾

<<   作成日時 : 2006/05/25 06:45   >>

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夢はトリノをかけめぐる
内容(「MARC」データベースより)
2006年2月18日。直木賞受賞パーティで朝まで騒いだ受賞作家は、一睡もできずに車に乗せられ、成田空港へ。横には、なぜか人間に化けた愛猫が。驚きと感動と疲労(?)にみちた、トリノ・オリンピック観戦旅行が始まる!

(感想)
 もう新作が出ないから再読しっぱなしでしたが、「悪意」再読中に本書が到着。
 さあ、どんなのかなぁと見てみると・・・???目次がないぞエッセイではないのか?
 
 読み進めていくとファンタジックで半端なエッセイというわけのわからん解釈に辿り着きました(勝手な思い込みですので本文とは一切関係ありません)。

 これは1章なのか1項なのかよく解らんのですが数字の1から始まっております。
 
 愛猫の夢吉が目をさますと人間の姿に、飼主のいんちき臭い小説家=おっさんもびっくり?。
 「いい若い者が日向ぼっこや昼寝で一日を潰す気か。」
 「オリンピックに出ろ。金メダルを獲って、俺に恩返ししろ」
 おっさんの提案により冬季オリンピックを目指すことになるのだが・・・。
 連れてこられたのは冬季戦技教育隊、通称「冬戦教」  バイアスロンやクロスカントリーの説明や選手の熱き想いをインタビューで綴る。そして夢吉オリンピック挑戦を再考する。

夢吉のキャラクターは誰の投影なのでしょうか?夢吉をつれてのチャレンジはほとんど無謀とよべるものですが、現実にこんなことが起きるのなら意外と楽しいかもしれませんね。それにしても、恩返ししろはないでしょう・・・。鶴じゃあるまいし。

  
 お次はスキージャンプ。札幌五輪、インスブルック大会、レークプラシッド大会、サラエボ大会、カルガリー大会、リレハンメル五輪の結果。主要選手葛西、原田、船木らの活躍、栄光や挫折を説明、V字飛行の歴史、規則改訂の裏話等々。
実際知らないことが多いです。原田さんの号泣は見た記憶もあるんですが、ほとんどが記憶の隅をつついても出てこないものばかりです。東野さんの冬季オリンピックにはまるきっかけとなった話や、「鳥人計画」を書くいきさつなどファンとしては楽しめるものではないでしょうか。

 
 夢吉、東京の少年探偵団?もといジャンプスポーツ少年団に行く。そこで内藤一家に出会いお話。内藤一家の苦心の練習法を真似てみるもののおっさん逃走。ジャンプはあきらめて今度は東京都カーリング協会のカーリング教室へ。
 少年たちの想いは冷遇された環境の中でも育まれるものですね。が、もう少し国の姿勢もきちんと対処できる環境にしてほしいものです。なんて自分がいうことでもないのですが・・・。
 「ちゃれんじ?」にもあったカーリングの騒動について、ちょっとだけ詳しく書かれています。楽しそうではありますが、どうなんでしょうか、今後カーリングは流行るのでしょうか?

 
 次はそりをやらせたい。ボブスレー、リュージュ、スケルトン。大倉山ジャンプ台の脇にある札幌ウィンタースポーツミュージアムで色々と擬似体験する。トリノ五輪の注目度調査。現在執筆中の「フェイク」について、アルペンスキーの詳細について云々。
 アルペンスキーが面白くないのは見ていて熱くなれないから・・・。確かに的を射た見解の様なきがする。競技者同士の対決というより時計との対決。人と人とのぶつかり合いがなく人間味がない。しかし、それでも魅せられて参加する人はいるわけで・・・。
 擬似体験がどこまで優秀かは解らないが、札幌ウィンタースポーツミュージアムには行ってみたい気がした。冬のスポーツに縁がない私はその程度だな・・・。執筆中の「フェイク」はアルペンスキーがらみなのか・・・・・発売は当分先か!

 
 2006年2月18日の早朝、授賞式後の祝賀会を経てトリノへ旅立つ。
 トリノでは、カーリング、ジャンプ団体、女子フィギュア、スノーボードパラレル大回転、アルペン女子大回転、バイアスロン等々を観戦する。
 1日休息日がありおっさんスノーボード実践、その後元五輪選手の木村公宣氏と食事会。
 トイレ事情や交通手段等の最悪さをその都度嘆きながらの観戦行となりました。
 日本時間28日午後1時に帰宅。おっさん風呂から上がると夢吉もとのネコへ。
 冬の魔法はかくも楽しき日々の終わりとともに幕を閉じる。

 話の中ではほとんど飲んでいる東野さんである。いったいいつ仕事をしているのか?
 確かにこのエッセイもどきは楽しく読める。東野さんの素なところもユーモラスで良い。が、しかし、エッセイ以外のものも読みたくてしょうがない。「さいえんす?」にあった黄色い朝顔の話は?
 いつ新刊は出るのだ。
 待ち遠しいぞ! 

 
 帰国後おっさんはトリノ五輪を振り返ってこれまでの統計をもとに、これから(バンクーバー)の日本の在り方について等々、おっさんがもの申す。
 日本人にとって冬季五輪とは何か?・・・・・はてさて結論は?

 日本国として、五輪に対する評価が上がらない限り国民の関心事はやはり別のところへ向いてしまうのではなかろうか。次代の若者への世代交代がスムーズにいかないのも個人の力量だけに比重が高く、国やその他団体の環境のあり方が昔から変わっていないというのでは、今の若者はついてこないかも・・・。
 まあ、本書に書かれていることが総てではないのでしょうから、もっと奥深いものがあるかもしれませんが・・・・・。

 おっさんと夢吉それに黒衣君のトリオ漫才?ではありません。長年培われたおっさんの五輪に対する想いや現実にトリノ五輪を間近に見た感想をユーモラス?いやギャグ?いや笑いをもってご提供している本書ですが、実際のインタビューや資料からいま置かれている冬季スポーツの現状なども深刻に考えております。
 ぜひ一度読んで真剣に笑って考えてみましょう。

最後に注意書きで
 本書は、事実にもとづいて書かれていますが、一部はあからさまにフィクションです。
 とあります。
 ほんとにあからさまですのでご注意を。
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「夢はトリノをかけめぐる」を読了
東野圭吾さんの最新作、『夢はトリノをかけめぐる』を読了。いんちき作家――、通称「おっさん」の飼いネコである夢吉の身に、異変が起きた。或る朝起きたら、本来はネコである「僕」が、人間の姿をしていたのである... ...続きを見る
Gotaku*Log
2006/05/26 22:19

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