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zoom RSS 悪意/東野圭吾

<<   作成日時 : 2006/05/30 09:00   >>

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悪意
(内容)
犯人が決して語らぬ動機加賀刑事の推理は!?
誰が?なぜ殺したのか!?超一流の「フー&ホワイダニット」

人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼なじみである野々口修。犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、逮捕された犯人が決して語らない動機とは。人はなぜ、人を殺すのか。超一流のフー&ホワイダニットによってミステリの本質を深く掘り下げた東野文学の最高峰。

(ネタバレ・感想)再読3回目
 初めてよんだのは10年も前になるが、新刊が出ないときなど何度と手にしてしまう「悪意」。

 人の好意を無にするという言葉があるが、本書は人の好意を悪意に変えた話である。
 親の刷り込み的な意識の翻弄。
 事実は何もなく。どこから湧いてきた想いなのか、悪意だけが心に刷り込まれていく。

 物語の根底で流れ続ける悪意の川、せせらぎはどこからか聞こえてくるもののどこでながれているのか見えてこない。

 シリーズとなる加賀刑事の調査が語りというスタンスで読者に向けられる。
 叙述形式を何層にも組み上げ、そして読者を翻弄、困惑、畏怖させていく。
 正直なところ真実に気が付いたときの驚きは心臓が脈打つ感満載だった。
 騙された。と思いながら非常に嬉しくもあった。

 自分は読書中に犯人捜しを基本的にはしない。
 「驚かされたい」という気持ちが大きいからに他ならないのだが、結構、いまの文章ってミスリードかなあと思っても決して戻って確認はしないのがいけないのかも。

 そして本書はきちんとその驚きを堪能できる作品だったのである。

 もはや3回目なので内容も把握している。
 確かに驚きはもうないが単なる人を描いた群像劇として、普通の小説としても飽きずに読めてしまう。
 本書では、人物を描くという行為そのものが悪意の形となり、動機自体を造り上げていく。当然そこに叙述トリックが存在するわけだが真実の形が見えたときの畏敬。
 
 非常に恐い話である。
 どんな些細な出来事がこの「悪意」のように襲い掛かるとも限らない。
 
 今の自分の身にさえも・・・・・・いや、あなたの身にさえ振りかからないとはいいきれないのだ。
悪意 (講談社文庫)

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2008/12/01 20:28

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