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zoom RSS 犯人のいない殺人の夜/東野圭吾

<<   作成日時 : 2006/05/07 12:56   >>

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犯人のいない殺人の夜
あらすじ(Amazon「BOOK」データベースより)
親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。

(ネタバレ・感想)再読3回目
小さな故意の物語
 親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。 
未必の故意というのでしょうか、人は傍から見ている以上にいろんな事を内包しています。それが望むこと、望まれないことであるとしても・・・。彼女を自分は許せそうにない。

闇の中の二人
 「弟が・・・」「殺されたんです。」生後三ヶ月の弟。
 これは長編に仕立てることもできそうです。萩原信二はこれからどうなっていくのだろう。気づく必要がないことに気づいて、そして・・・。どんな気持ちで・・・。真実は誰が、誰に償うのか・・・。

踊り子
 体育館で一人練習に励む少女。孝志は淡い恋心からちょっとした思いやりの行動にでるのだが・・・。 
誰も責任を感じない、感じれる同じ土俵にすら誰も上がらずに事は起こり、そして、消えた。
 こんなことがあっていいのだろうか・・・。なんでもない出来事の連続の隙間に入り込んだ夢や希望。奪い取ることはいとも簡単で儚い。総てが許せなくなりそうな話で愕然。

エンドレス・ナイト
 夫が単身赴任中の大阪で殺された。大阪が嫌いな厚子を刑事番場は大阪へ連れていく・・・。 
番場刑事の人柄がすごく良くて、シリーズ化してもらえないかなと思えた良作です。
 彼女の独白部分がなんともいえない余韻の中で語られる雰囲気が忘れられません。

白い凶器
 同じ職場内の人間が次々に不審死をとげる。自殺、事故、それとも他殺・・・。捜査の先に見えてくる意外な真相。 
自分も煙草を吸う人間として、語る言葉を持ちません。現実には、もはや社会現象として隔離されてる様なものですが、どうなんでしょうね。

さよならコーチ
 自らの自殺シーンをビデオに残しアーチェリーの選手が自殺した。彼女は本当に自殺だったのか・・・?。 
何度読んでも怖い話です。愛するが故に相手をも道連れにする。「さよなら、コーチ」の意味したものは、永遠の別れと相手をも地獄へおとす恨みの言葉だったのだろうか・・・。

犯人のいない殺人の夜
 家庭教師の女を殺した。資産家の当主は家族ぐるみで隠蔽工作をするのだが・・・。
 今読んで見ると、レイクサイドや仮面山荘にはこのあたりから繋がっていくのかも・・・なんて思いますが、短編でここまで錯綜させた物語をきちんとマトメるものだと感心してしまいます。

 ほんとにごく些細な出来事を取り上げて素晴らしい短編小説と成していると思う。
 個人的には、「交通警察の夜」と本作は短編でのトップを独走。
 お勧めです。
犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

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