心の音

アクセスカウンタ

zoom RSS 博士の愛した数式/小川洋子

<<   作成日時 : 2006/06/06 11:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

博士の愛した数式
出版社/著者からの内容紹介
記憶が80分しか持続しない天才数学者は、通いの家政婦の「私」と阪神タイガースファンの10歳の息子に、世界が驚きと喜びに満ちていることをたった1つの数式で示した…。頻出する高度な数学的事実の引用が、情緒あふれる物語のトーンを静かに引き締め整える。著者最高傑作の呼び声高い1冊。

(感想)
 私は江戸川乱歩賞受賞当時から東野圭吾さんの大ファンである。
 なぜこの様な書き出しかというと、ある書評しているサイトで「容疑者Xの献身」と比較し何倍も面白いと書かれていたためである。
 同じ数学者を題材にしてはいるが物語の根本はまったく違う。
 正直なぜ本書と比較する必要があったのかよく解らないのだが、それならばと読んでみたのである。

 自分としては、どちらが面白かったと甲乙つける必要はないと思った。
 どちらにも良い部分があり、人の心を打つ作品だと思う。

 優しさを感じれる本といってしまえば簡単なのかもしれない。
 しかし、本書のものは包容力にあふれている。
 自然と感じれる人の温もりみたいなもの、これが当たり前のことなんだと数式というアイテムに姿を変えてごく自然に文面を彩るのだ。

 80分しかもたない記憶とは、どんな状況なのだろうか。それだけでも心が痛いのにそれに対するルートと家政婦さんの理解し、共に歩む姿がまた痛い。

 今の殺伐とした世の中ではおそらく体験不可能であろう事象。
 だからこそ人はその温もりに向かいたいと願うのだろうか?
 おそらくはこの本で書かれている内容は忘れ去られた出来事なのだ。
 でもこれが人としては、普通に生まれてくる心の在り方、関係なのかもしれない。
 思いやりややさしさ、人が忘れ去ったものがこの中にあると信じたい。
博士の愛した数式 (新潮文庫)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
博士の愛した数式/小川洋子 心の音/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる