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zoom RSS むかし僕が死んだ家/東野圭吾

<<   作成日時 : 2006/07/01 06:52   >>

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むかし僕が死んだ家
内容(「BOOK」データベースより)
「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。

(ネタバレ・感想)再読3回目
 この本は何度読んでも面白いです。
 初めて読んだのは雪の降る夜でした。
 たしか珍しく発売と同時に読めなかった本で2年後ぐらいに手にしましたか・・・・?

 最初から不気味な世界に迷い込み、正直夜中に一人で読んでて怖かったですね。
 本の中では雨が降っている。
 なのにしんしんと降る夜の雪を眺めながら、まったく違う世界であるはずの現実が妙に小説世界とリンクしているかのようで・・・。

 迷い込んだ屋敷のなかで、埃をかぶった床や机がリアルに見えてきそうな恐怖感。
 次から次へと形跡から見えてくる新しい真実。

 何の変哲もない古い家が、記憶という迷宮を見事につくりだしているかのように、どんどん引き込まれページをめくる手が流れる水のよう。
 
 ストーリー中、いわゆる虐待をある方向から眺めていたりもしています。
 今の沙也加を包む全体の素地はその中から生まれそして、今、自分の子供に対しても同じ傾向が・・・。
 これは、何かのテレビで観た解釈そのままだったのが意外な気もしますが、現実虐待を受けて育った方を知っているわけでもなく、自分が語れるものはないかと・・・。

 読後感は正直良いとは言えませんでしたが、微かな淋しさはいつも感じる東野作品のパターンですからね。

 人の持つサガとでもいうのでしょうか・・・。
 むかし彼女が死んだ家。そして私も古いあの家で死んでいる。

 探し続けた心の記憶は、悲しくも自らの心の死体を見つけること・・・・・?。

 それでも人は生きていくのだ。
 失うとは得ることの裏返し、そして育まれていく。

 憂いが増すほどに人がやさしくなるように・・・・・。
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

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