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zoom RSS 昨日の殺人/太田忠司

<<   作成日時 : 2006/07/03 06:50   >>

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昨日の殺人
内容(「BOOK」データベースより)
父が不審な交通事故死をとげ、大学生の“僕”はそのときから「僕を知る」旅に出た。父の遺した一行だけの遺書「本当はお前も連れていきたかった」は何を意味するのか?推理作家でもある伯父の不可解な行動。“僕”の中に流れる殺人鬼の血。密室殺人事件ののち、驚愕の真相が。書下ろし新本格推理・三部作完結。

(ネタバレ・感想)再読2回目
  もはや15年も前の作品ながら、この「僕の殺人」「美奈の殺人」「昨日の殺人」という三部作は今でも結構お気に入りですね。
 あっと驚くトリックなどはありませんが、なんでなのかなぁ・・・これだけは処分せずに持っているんですよね。
 「家族はなぜ造られるのか?」が一環してのテーマらしいのだが・・・。
 やはり自分の存在について、色々と考えさせてくれるからなのかなぁ・・・。

 「僕の殺人」家族生成、「美奈の殺人」家族崩壊、「昨日の殺人」家族再生というところでしょうか・・・。
 口封じ目的で造られた子供、殺してしまった身代わりの子供とずしんと重くのしかかります。

 自分が今の親から生まれたのではないとしたら・・・。

 なんてことを考える必要のある人がそう多くいるとも思っていませんが、なぜ、この家族の子供として生まれてきたのか・・・と考える人は意外に多いのではなんて漠然と、ですが思ったりもしています。

 自分とは何だ?

 そんな命題など考える必要もないのかもしれません、自分が本当は違う親から生まれてきていたとしても、自分はそれほど血の繋がりに興味がない。
 自分の親は育ての親以外にはありえないし、生みの親のことなどまったく興味が湧かない。 自分の素地は育ての親による環境で出来上がったのであって、生みの親の血により出来上がったわけではないはずだから・・・。

 生まれてきたことには意味がない、しかし、人生には意味がある。

 親にとっての子供は自分都合であるのは当たり前。子供に生まれてきたいんだと意思を持って訴えることなど出来ないのだから、だからこそ意味がそこから溢れてくるのだろう。
 親は生んで良かった。子は生まれて良かった。
 と思える人生を紡ぎ歩みを進めていくのはやはり自分自身の精神にほかならない。

 そう、生まれてきたその時からお互いにとって意味が生まれたのだ。
昨日の殺人 (講談社文庫)

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