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zoom RSS 三年坂 火の夢/早瀬 乱

<<   作成日時 : 2006/08/27 07:20   >>

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三年坂 火の夢
内容(「MARC」データベースより)
「三年坂で転んでね」 突然大学を中退して実家に戻った兄は、そう言って死んだ。兄が遺した言葉の謎を追う実之。火の街を疾走する謎の人力俥夫。「隠された坂」が背負う運命とは?
第52回江戸川乱歩賞受賞作

(ネタバレ・感想)
 第52回江戸川乱歩賞受賞作。
 実のところ盆休みに実家近くの本屋にいって初めて今年の乱歩賞が発表されていることにきずいたのですが、「東京ダモイ」を買って帰ると、兄貴が今年は2作受賞やったなぁ・・・・・・?
 ほんとかよ!と翌日またしても本屋へ。
 というわけで本書「三年坂火の夢」にたどりついたとさ・・・蛇足。

 時代は明治である。
 タイトル通り「坂」にまつわる話と「火」にまつわる話を交互に展開し、中盤にさしかかっても交わらないお話が延々と続く。

 「三年坂で転んでね・・」そう言って兄が死んだ。
 「三年坂」を捜しに東京へ旅立つ主人公の実之が辿り着く真実とは・・・。

 明治の雰囲気を知らない自分にとっては頭の中に情景をイメージできないことがかなり苛立たせてくれました。
 ところが、なぜか読みにくいのに摩訶不思議な「坂」「火」の謎が知りたくてしょうがなくなってしまうんですよね。
 真の探偵役の鍍金先生のキャラクター性が非常に好感のもてる人物として写ったことも読みづらさを緩和する薬となったようです。
 それに古き良き時代の探偵像みたいな雰囲気も感じることができる作品でしたね。

 しかし、いつまでたっても交差しないなぁと・・・、最後の最後に交差したかと思えば、スクランブル交差点のごとくあっちから、もこっちからも、怒涛の回答編?
 う〜ん伏線やらなにやらあった気もしながら突然降って湧いた話のような感じもありながら、なんとも不思議な感覚に捉われました。

 なんだか良く解らない魅力が本書にはありますし、中盤以降はページを繰る手が止まらない感じで楽しめたのですが、「火の夢」って必要な夢だったんでしょうか?
 なくても支障がでなかったようにも思え・・・。不可思議さがなくなってしまうようで必要かなという気も・・・。
 まぁいいのかな。鍍金先生の活躍を別の作品で見たくなっただけでも収穫ということにしておきます。

 それにしても、最後まで読んで気づいた新たな真の謎?
 それは、なぜこんなところに地図が載せてあるのか?
 なめとんかい!責任者出てこ〜い!
三年坂 火の夢

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「三年坂 火の夢」を読了
早瀬乱さんの『三年坂 火の夢』を読了。火事が「江戸の華」と言われるようになった由縁、明治期の受験事情等、副次的な素材にも惹かれるものが多い作品でした。探偵役を務めた人物(主人公ではありません)からも、規格... ...続きを見る
Gotaku*Log
2006/08/27 07:47

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
カイさん、お早うございます。
ネット書評では『東京ダモイ』の方が好評ですが、私は、『三年坂 火の夢』の方が楽しめました。
あれこれと詰め込み過ぎているので、坂か火、どちらか一つでまとめた方が良かったと思うのですが、「お勉強ネタ」が必要らしい乱歩賞のこと、止むを得ないことだったのでしょうか?

巻末の地図は何なのでしょうね?^^
私は地図があることには気付いていたのですが、役には立ちませんでした。
眠り猫
URL
2006/08/27 08:01

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