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zoom RSS サンタのおばさん/東野圭吾

<<   作成日時 : 2006/08/11 07:20   >>

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サンタのおばさん
(ストーリー)
今年もクリスマスイブが近づいて、恒例のサンタクロース会議が開かれたが、今年は会長勇退の年であり、副会長が新会長に選任され、会長が担当していたアメリカ支部の後任が紹介された。新たに加わることになったサンタは女性。女性サンタを認めるかどうかで、会議は大騒ぎになる

(ネタバレ・感想)再読
 東野圭吾再読計画2006が終わったと思い、ブログの東野圭吾さんの欄が60になるはずが59?なぜだと考えてみると「サンタのおばさん」抜けてるじゃないですか・・・。私としたことが・・・。
 ということであわてて再読です。
 本書は「片想い」のなかで金童という劇団が演じたことがある芝居の台本ということで登場した架空の話を作品にしたものである。

 2001年の作品ながら、今の日本という国を客観的に風刺しているあたりはかなり的を射たことが書かれています。
 少子化の問題や、肌の色などの人種問題、子育ての問題。主題は母子家庭における父性、母性の在り方?、サンタクロースの本質とは・・・と多種にわたりますが、さらりと数十分で読めてしまうところが東野さんらしく思います。

 読んで頷かざるをえない人、首を傾げざるをえない人といろいろでしょうが、それなりにまとまったオチに落ち着いてると思います。

 「今の親たちは金さえ出してりゃ子育てだと思ってる。そんなんじゃ子供だって愛情を期待しなくなる。この間もある幼稚園から園児たちの手紙が届いたが、半分以上がお金をくださいと書いとった。一体どうなっとるんだ!」
 この話は自分も経験があります。甥がプレゼントは金でくれっていうことは結構あります。確かにお金は必要でしょうが、その使い道を厳選できるほどの頭脳も成長していないのに、お金があれば何とかなるという安易な考えに終始してしまうあたり教育の問題が大きいのでしょうね。
 目的を知らないままに手段だけをおしえられれば、行き着く先には何もありません。

 「姿形など大した問題ではない、ということですよ」この言葉はみなが解っていながら体言できる人は多くないでしょうね。人は姿形を気にしますから・・・。
 理解する努力は誰にもできるはずなのに無関心でそして関わらないことが当然になり始めている、どんなに大きな声で叫んだとしても笑われるだけ・・・そこらへんが悲しい現実ということでしょうか。

 と、ここまで深刻に考える必要がある作品ではないとは思いますが、子供は子供なりに、大人は大人なりに楽しんで読める本だとは思うのですが・・・。
 反骨の人、東野圭吾氏の本ですから、つい考えこんでしまいます。
サンタのおばさん

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