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zoom RSS ゆれる/西川美和

<<   作成日時 : 2006/08/19 07:40   >>

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ゆれる
内容(「BOOK」データベースより)
東京でカメラマンとして活躍する弟。実家に残り、家業と父親の世話に明け暮れる兄。対照的な兄弟、だが二人は互いを尊敬していた、あの事件が起こるまでは…。監督デビュー作『蛇イチゴ』で映画賞を総ナメにした俊英・西川美和が4年ぶりに挑んだ完全オリジナル作品を、自らが小説化。

(ネタバレ・感想)
 映画監督の西川美和さんが4年ぶりに撮った映画の小説化。
 自分はまだ映画を観ていない。が予告等を観て映画も必ず観ようと思っていた。
 
 本書はたまたま本屋の店頭で見つけて、単に映画のシナリオ程度の感覚で読んでみとこうかなと手にしたのだが、映画監督と小説家というのはなにか通じるものがあるのだろうか。
 物語はすべて登場人物それぞれの一人称の語りとして進行していく。
 淡々と語り繋がれていく言葉の数々がおそらくは映像中では語られない細かな心情描写も総て書き込まれているに違いない。
 正直読み始めた時点ではそれほど興味もそそられずに流す感じで読んでいたのだが、事件が起きてからは、次の展開が気になってページをめくる手がとまらなかった。
 文章はそれほど読みやすくも感じなかったのですが、構成や表現がうまいのかも・・・だからあきさせずに一気に読めてしまったんでしょうね。

 閉塞感漂う田舎町での家族、兄弟、親戚、友人。
 誰もが抱く尊敬の念や羨望のまなざし、時として気持ちとは裏腹にどうしようもなくこみ上げる、何かを失ってしまったかの様な喪失感。
 
 「兄は事件を起こして、全てをぶち壊して、僕を惑わそうとしているんだ。・・・・・・」
 「けれどほんとう?ほんとうに?ほんとうなの兄ちゃん。」
 どこかでボタンを掛け違えたの?違う・・・どんなに信じていようと思っても疑いだせば負の感情に支配されていうことを利かない。
 信じれるはずの兄弟であれば尚更だったのかも・・・。
 「誰の目にも明らかだ。最後まで俺が奪い、兄が奪われた。」
 「・・・・・危うくも確かにかかっていたか細い架け橋の板を踏み外していまったのは、俺だったのだ。・・・・・・・」

 誰もが自分を貶めたくはない、誰かの下にいるとしてもどこかの部分で優位にたてる、そんなバランスの上に心は成り立っていくのだろうか・・・。
 たとえ誤って失ったとしても、もう一度手を伸ばし、声を上げる・・・
 
 「兄ちゃん・・・家に帰ろうよ。」

 早く映画が観たくなった。
 映画のほうは自分が好きなオダギリ・ジョーさんや香川照之さんなど良い役者が演じているのでDVDで出たら買うことにしよう。早く出てほしいものだ。
ゆれる

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