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zoom RSS 幽霊人命救助隊/高野和明

<<   作成日時 : 2006/09/15 06:32   >>

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幽霊人命救助隊
内容(「MARC」データベースより)
自殺者の命を救え! 浮かばれない霊たちが、天国行きと引き替えに人名救助隊を結成、地上に舞い降りた。救うべきは、100人の命…。怒涛の人命救助エンタテインメント。

(ネタバレ・感想)
 仕事が忙しい上に、もう少しで引越しもしなければならないという二重苦に苛まれながらなんとか読了。

 今回は非常にコミカルな出だしというか、真剣なのか?と思うような展開から始まりましたが、読み進めると中々どうして、高野さんも芸達者でいらっしゃる。

 4人の自殺者が天国へ行くために100人の自殺志願者を救助するという始まりから、4人の世代間のギャップをさらっと物語に絡めて笑い?を誘われました。 
 「・・・昔の日本人は、もっと年相応に老けてた。老人は老人らしかった。社会人は社会人らしかった。こうして街を眺めていると、みんなが子供になったような気がするぜ」
 「街全体が明るくなったのは結構だが、窮屈さがなくなった分、どこかたるんだような感じだ」
 誰の意見を参考にしているのかは解りませんが、内容はかなり的を射ている気がしました。

 自殺志願者の内面をどう解決していくのか?
 「無責任な人ほど楽に生きられる」というのも事実かもしれませんが、責任感の強い人が意外とうつ病にかかり易いとは思いませんでした。

 消費者金融の借金苦についてはちょっと勉強になりました。
 サラ金会社のスポンサー料でテレビ局が儲けている。だから異常にサラ金のCMが多い。
 国はそれを取り締まらない。代わりに破産申告は通りやすい。
 事実はもっといろいろな側面があるにしても、なんとも考えこんでしまうようなシステムですね。

 銀行に投入された公的資金ももとは我々国民の血税である。我々はただで金を入金してやって、利息ももらえず銀行建て直しの資金まで提供しているとは・・・。

 自分も高校生の時に一度自殺をしそうになったときがありましたが、この本にも書かれている通り救ってくれたのは新しく出来た友人でした。
 実際、自殺するときは生きる目的がいつのまにか自殺になっていました。
 なぜ生きるのか。あんな失敗をした、こんなことが起きそうだ、自分は必要か、ひとりぼっちだ、とありもしない未来への不安をあたかも体験しているが如く頭に描き苦悩しているのです。
 今思えばサラッと話せる感じですがあのときは真剣に悩んでいたのです。

 本書は多くの例題を提示してくれている気がします。あんなとき、こんなとき色々な解決方法があり、一人一人に対応しなくとも応用が利くのだと、うつ病という大きな壁に押しつぶされる必要もない、医学、人、言葉、法律・・・色々なアイテムを駆使して生き続けて良いのだと言い聞かしてくれると思います。
 がんばる必要はないですから、どうかみなさんも元気でいてください。
幽霊人命救助隊

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