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zoom RSS 沈底魚/曽根圭介

<<   作成日時 : 2007/09/08 20:34   >>

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沈底魚
(内容紹介)
本年度、江戸川乱歩賞受賞作!
眠れるスパイ「沈底魚」が動き出した。正体は大物政治家か、それとも中国の偽装工作か。
真相究明に暗闘する刑事たちの姿をリアルに描いた、本格公安ミステリー!

(ネタバレ・感想)
 第53回江戸川乱歩賞。
 おそらくではあるが、このような公安ミステリーを読むのは初めてかも?
 正直なところあまり好きな部類のお話ではないのだ。乱歩賞でなければ読んだりはしないタイプである。

 まったく期待していなかったことが功を奏したのか、それなりに面白く読むことができた。
 ただ、この分野に精通していないだけに日本の公安なるものはこんな感じなのか?真実が知りたくなった。

 公安ミステリ−って基本的に推理小説ではないのだろうか?、選評で綾辻行人さんが書いていた、「後出しじゃんけん」的な部分はたしかにひっかかるところである。
 不破自身が謎を解明するにあたっての根拠を作中でうまく掬い取れなかったのであるが、読み方が悪い!といわれてしまえばそれまでなんですがね。
 しかし、確かに降って湧いたような部分があったのは事実だろう。
 公安刑事ものがそういう感じで良いというのなら、綾辻氏同様このタイプを自分が受け入れられないだけなのかもしれない。

 小説的には、現在の日本を取り巻く情勢を踏まえて作られている感じの流れはそれほど悪くないと思う。
 面白かったか、と聞かれたら・・・・・
 それほど苦痛を伴う場所がなかった。
 すらすらと読み上げてしまった。
 という観点から、自分としてはやはり以外に楽しく読んだのだと思う。
 ただ、主人公に魅力を感じることが少々辛い。
 一匹狼を気取るだけの力量が彼にあるとは到底思えないのだ。
 結局五味の判断が正しかったわけだが、主人公がもっとしっかりしていればあの様な最悪の状況にもなり得なかったのではないだろうか・・・。
 五味・若林など脇を彩る登場人物のほうがなんとなくしっくりきてしまったことも主人公の魅力を削いだ原因かもしれない。
 もし、これが、作者の狙いだったら、してやられているのだろうけど・・・。

 文章自体はかなり読みやすく好きな範疇に属するので次回作も手に取ってはみるのだろうが、次回が同様の公安ものであれば読まない・・・かも。
 ぜひ本格物を書いてみてもらいたい。
沈底魚

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