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zoom RSS K・Nの悲劇/高野和明

<<   作成日時 : 2007/09/21 07:50   >>

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K・Nの悲劇
内容(「BOOK」データベースより)
 夏樹果波は、幸福の絶頂にいた。仕事で成功した夫、高層マンションでの新しい生活。ところがそんな矢先、子供を身ごもった。予期せぬ妊娠だった。中絶という苦渋の選択をした瞬間から、果波の精神に異変が起こり始める。精神の病か、それとも死霊の憑依なのか。科学と心霊の狭間で、夫と精神科医が治療に乗り出すが、二人の前には想像を絶する事態が待ち受けていた―。男女の問題。性の迷宮。生命の神秘。乗り移られる恐怖。心の中の別の人。『13階段』の著者が描く、戦慄に満ちた愛の物語。

(ネタバレ・感想)
 本書は1年前ぐらいに読んでいたので、確かアップしたはず、とずらっと見てみるとない?あらら、なぜ、どこに行ってしまったのだ文章は?確かに一度アップしたはずなんだが・・・。した気になっていただけか・・・いやそんなはずは・・・。まさか呪い!
 まぁないもんはしょうがないので一応アップしてみましょう。
 
 フリーライターである夫、修平を持つ妻、果波は幸福な時間を手に入れ始めようとしていた。 夫の著書がベストセラーとなり、その収入を元手としてマンションも手に入れた矢先、さらに妊娠という幸福まで手に入れた、はずだった・・・。
 しかし、二人が中絶という決断を下した瞬間から果波の精神的異変が起こり始め・・・。

 本書はホラーとして、高野さんは書かれたのだろうか?
 実際なところホラーという感じはしないのだが。
 心霊現象という事象が基本的には、精神医学という中ですべて説明ができてしまうところなど結構勉強になる。
 精神医学でいう「憑依現象」か?幽霊の存在でいう「心霊現象」なのか?
 このあたりでの精神医学の解説は、ほんとかよ!と思える部分もかなりあるのだが、妙に納得させられてしまうからびっくりである。

 妊娠中絶に関する部分では正直考えさせられることが多い気がしました。
 「日本では年間150万人の女性が妊娠し、そのうちの34万人が中絶手術を受ける。
 もし、中絶胎児が人として認められるなら、日本における死亡原因のトップは人工妊娠中絶ということになる」
 この事実は結構衝撃でしたね。
 法によって認められているからいいのですか?
 モラル低下が原因なんて言う気はさらさらないけど、なんとも切ない現実な気がします。
 子供が少ない少ないと言われながらも裏側では人権無きがごとく葬りさられているんでしょうか、色々な理由はあるのでしょうが、どうにもならないことですか?
 性に対しての認識は、自分も含めてやはり疎い国なのでしょうかねぇ・・・。
 
 小説としては、当然ミステリ色が薄いので最終的な驚きはないのですが、終わり方をもう少し頑張ってほしい感じは残りました。
 ただ、ストーリーにサスペンス的な要素があるためか読んでいる間は一気に読まされてしまいます。
 この先に「6時間後に君は死ぬ」があるわけですが、高野さんの本はほんと刊行順に読んでいくことを薦めますね。
 どんどん進化する作品の結晶として「6時間・・・」が読めると思います。
K・Nの悲劇

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