心の音

アクセスカウンタ

zoom RSS 誘拐児/翔田 寛

<<   作成日時 : 2008/10/08 21:13   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0


誘拐児
講談社
翔田 寛

ユーザレビュー:
う〜ん、難解書店の薦 ...
期待を込めての受賞作 ...
乱歩賞は役目を終えた ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


出版社 / 著者からの内容紹介
第54回江戸川乱歩賞受賞作

昭和21年、帰らなかった誘拐児。悲劇はそこから始まった――。
緊迫の推理。かつてなく切ないラスト。圧倒的筆力で描く興奮、そして涙。

終戦翌年の誘拐事件。身代金受け渡し場所、闇市。犯人確保に失敗。そして15年後、事件がふたたび動き出す――。人間の非情と情愛を見つめる魂の物語。

選考委員、大沢在昌氏、東野圭吾氏、推挙!
●大沢在昌氏「昭和36年という舞台を描いて、無理を感じさせないその筆力に、まず可能性を感じた。」
●東野圭吾氏「文章、ストーリー、人物描写、すべてが安定している。場面転換も巧みで、読者を飽きさせない。」

(ネタバレ・感想)
毎年かかさずに読む乱歩賞なのであるが、本年はどうじゃろかと読んでみた。

 この作者さんはすでにデビューされておられるそうでいまさらこんな所(あ、他意はありません)にこられたものやら、新人さんに華をもたせてあげれば良いのでは?

 とどうでもいいことはほっときまして感想なのですが、戦後間もない昭和21年に闇市で発生した誘拐事件、警察は身代金を奪われたうえに犯人を逃がしてしまう大失態。
 当時5歳の子供はそのまま行方不明となり迷宮入りしてしまう。それから15年後の昭和36年、女性の殴打殺人事件が起こり、捜査を進めていくとどうやら15年前の誘拐事件へと繋がりを見せ始め・・・。

 正直地味にまとめ上げられたこの作風がなぜ乱歩賞に入ったのかがよくわからない。
 ただ、つまらないとかいうことではなく実際のところは意外とおもしろく読んだのだ。
 確かにデビューしているだけあって昭和の混乱期から成長初期などの時代背景など充分な筆力があると思うし、傑作ではないまでも秀作な部類に入るものだと思う。
 誘拐劇から始まり自分の素性探しから、警察の捜査まで惹きつけられて読ませる文章は達者だとは思うのだが・・・。
 すべてが安定しすぎではないのか?それも地味に安定しているのである。
 正直なところ文章は巧みといえるほどにあるが、登場人物自体にはあまり魅力を感じることができなかった。犯人がわかる瞬間は正直驚いたのだが、地味に登場してるものだから犯人の枠にすら入れてなかった程に地味に存在しているんです。

 東野さんの選評では頭一つ出ているということで推したが、圧勝ではない。とのことであった。
 
 自分の中の乱歩賞は、結構独特な雰囲気があったり、社会性を風刺していたりと変り種が出る感覚なのだが、う〜ん・・・つまらないのかと問われればそうではない、と答えるのだが、乱歩賞を冠して良いのかと問われると首を傾げてしまいそうである。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
【翔田寛】誘拐児
 本年度の江戸川乱歩賞受賞作の一つ。ミステリー作家の登竜門的な乱歩賞だが、この著者はデビューして8年。既に5作品を発表してからの受賞というのは、かなり異例ではなかろうか。ちなみにデビュー作はこちら。 ...続きを見る
higeruの大活字読書録
2008/11/15 12:27

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
誘拐児/翔田 寛 心の音/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる