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zoom RSS 今日を忘れた明日の僕へ/黒田研二

<<   作成日時 : 2009/07/07 21:33   >>

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今日を忘れた明日の僕へ (ミステリー・リーグ)
原書房
黒田 研二

ユーザレビュー:
図書館でふと選んだ本 ...
面白い 犯人はどうも ...
記憶の大切さを痛感人 ...
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内容(「BOOK」データベースより)
 あの嵐の夜、僕は事故にあったらしい。それ以来記憶を蓄積できないからだになってしまった。僕は失われてゆく記憶を少しでも補うために、退院以来、かかさず日記をつけてきたのだ、と妻は説明してくれた。さらに事故に遭ってから半年のあいだに、いちばんの親友が失踪したのだとも。しかし親友が実は殺されていたことを知る。その一瞬、血まみれで死んでいる親友の姿がフラッシュ・バックしてきた。「どうして僕は見ているんだ?」…僕の事故と同じ日に死んだ妻の友人、親友の失踪直前に「自殺」した女子高生、さまざまな謎に取り巻かれていく僕。もしかしたら、「僕が殺してしまったのか?」メフィスト賞受賞の新鋭による騙りの新境地。

(ネタバレ・感想)
 黒田研二さん2作目であるがほんと正直に面白かった。
 さすがに一般人のころから東野さんのファンクラブにおられた人だ。

 日々の記憶が蓄積できない一ノ瀬勇作。彼の記憶にまつわるドラマをミステリーを交えプロローグから延々と謎につぐ謎。
 このプロローグがどんな形で主人公の記憶と繋がりを見せるのか?
 もう、ページは次から次へと読まずにはいられない状況でしたね。

 最後へ繋がる終焉のエピローグは悲哀に満ちた切ないものでした。
 あのあと、さらに記憶を失い、そしてまた答えを見つける旅に出ることになるのだろうか・・・。
 あまりにも救われないというか、なんとも明るくは締めてくれませんねぇ・・・。

 記憶が蓄積できないという現実がもしあったとしたら・・・自分には耐えられるだろうか?
 それは、恐怖、という文字の世界だけでは言い表せないものだろう。
 真相にたどりつこうと懸命に生きる主人公の前向きさにはなんとも人の持つ可能性を見る思いとともに、もっと悩み苦しむ主人公であったほうが人間性としては近い気もしました。
 寝てしまうと、ある日を境にした以降の記憶がすべてなくなる。それをノートに書きとめて毎日読んでは記憶を確認するという作業は並大抵のことでは達成できないだろう。
 特に殺人に付与する重大な記憶の断片ともなればなおさらだろう。
 ただ、いつも肝心なところで寝てしまう主人公には、ストーリー性であることはわかっていてもイライラさせられましたねぇ。
 結構人って緊張のピークにあるときって寝ないものなんだけどなぁ・・・自分も最長で72時間ぐらいは徹夜続きってあったし・・・その場合はもっと早く結論にたどりつけていたのだろうか。
 なんてどうでもいいことですな。
 本書が自分にとって限りなく読み応えのある作品であったことは間違いありません。
 次回作は「幻影のペルセポネ」を読破することとしましょうかね。

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