未来に

いくつもの道を
たどり踏みしめても
満たされない気持ちの奥では
誰かに出会いたいと
遠くを見つめていた

君はもう眠りにつき
僕も知らない空の下
誰も約束なんてしない
君の未来に

日常の隙間を埋めずに歩けば
流されて自分が消えてしまいそう
ほんの少し立ち止まり
お互いを見つめあえたら
現実の波間では
愛しい視線さえ抱えた腕から
流れ落ちていく

街の寂しい人々の群れが
少しずつ君を消していく
ほんの少し振り返り
お互いを語りあえたら
過去の狭間では
愛しい言葉さえ抱えた腕から
すべり落ちていく

いくつもの愛や
忘れかけた希望
ほんの少しの寂しさや
年月の多き憂いも
なにもかも見過ごしていくけれど
それでもいつかきっと
やさしい未来で出逢いたい

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