ハッピーエンドにさよならを/歌野晶午

ハッピーエンドにさよならを
出版社 / 著者からの内容紹介
事件の裏には多種多様な殺意が存在する――。一風変わった殺人の動機に焦点を当てる著者初の短編作品集。

(ネタバレ・感想)
おねえちゃん
 う~ん、予想通りの展開ですか・・・。歌野さんなら、もう一ひねり来るかなと身構えてたのに・・・。

サクラチル
 まぁ、そういうことにおちついてしまいますなぁ。ラストが悲惨なのか、ただのブラックユーモアなのか?捉えがたいのは自分だけ?かな・・・・。

天国の兄に一筆啓上
 これはあまりにもそのままの展開。ご愁傷様です。

消された15番
 よくある展開だと思います。自分は母親ではないので、そこへいきついてしまう心情はどうかとも思うのですが・・・。

死面
 完全なるホラーでしょうか?ラストの展開はどうでしょうかねぇ。
 あなたは、語ることができる人ですか?

防疫
 これは現実に起こりえるのではないかと思わされる展開でしたねぇ。というよりは起こった実例もあるのではなかろうか?

玉川上死
 唯一ミステリ色の濃い本作です。なんとなくトリックも見破れてしまうあたりは・・・。

殺人休暇
 互いの結末に不安の残る結果となりましたが、事実はどっちなんでしょうか?

永遠の契り
 あまりにも無残な展開に少々辟易としてしまった。ただ、永遠の契りを成就したことは二人にとっては幸せなことなのではないか?不幸なのは喜びを分かち合う時間がなかったことだろうけど・・・。

In the lap of the mother
 パチンコに入り浸りのお母さんが、車中に子供を置いたままで死なせてしまう。という事件は何度もテレビで見た。今回は、それを回避してパチンコを続けようとした結果がこれでは・・・子供の愛らしい笑顔を振り向いてやるだけで良いのですがね。

尊厳、死
 相変わらずの技がさえますなぁ。違う方向に答えを探させ、じつは、こうでした、という意外性で驚かせる。まぁ自分はこの系統が好きではないのですがね。

 実際「ハッピーエンドにさよならを」というタイトルでネタバレしてしまっているのでどんでん返しを総て考えながら読んでしまうと、意外にも仕掛けを看破してしまうマグレに出くわし驚嘆の度合いはことごとく激減してしまってもったいないような・・・。
 わざわざこのタイトルにしなくても良かったのではなかろうか?と少々首を傾げてしまうしだいです。
 確かにアンハッピーではあるがブラックユーモア的な要素があるような、そんな感じです。
 意外と気に入る人は多いかもしれません。

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