ウェディング・ドレス/黒田研二

ウェディング・ドレス (講談社文庫)
講談社
黒田 研二

ユーザレビュー:
全ての真実が明かされ ...
よく書き込まれたミス ...
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内容(「BOOK」データベースより)
結婚式当日、何者かに襲われた祥子。婚約者のユウ君と手分けをしながら、祥子は真犯人を目指した。鍵となったのは、あるビデオに関わる猟奇殺人と、母が遺したウェディング・ドレス。そしてユウ君と再会したとき、不可解なジグソーパズルは完成する。全編に謎と伏線が鏤められた第16回メフィスト賞受賞作。

(ネタバレ・感想)
 結婚式の当日に起きた悲劇がすべての始まりだった。
 何者かに拉致され凌辱された祥子。そして花婿は事故死という現実、いったいなぜ・・・。
 しかし、死んだはずの花婿から語られる内容はまったく違う現実を浮かび上がらせ読み手を迷宮へ誘う。

 初めて読んだ黒田さんの小説でしたが、出だしからぐいぐいと惹きつけられる謎につぐ謎のてんこ盛で、頭ん中がぐるぐる回る感じは結構楽しく読ませてもらいました。

 まぁ本の帯に東野さんのお言葉が載っていたもので読んだのが発端ではあるんですが、東野さんの「ちゃれんじ?」にも黒田さんのことが結構面白おかしく書かれていたのでいつかは読んでみようと思っていたんですがね。

 お話の組み立てとしては、花嫁=祥子、花婿=ユウ君 が交互に語っていきお互いの語りが段々と折り合わなくなり、その中に恋愛と猟奇殺人をうまく絡み合わせて、これがなかなか読み応えがあり楽しかったですね。
 ただ、ユウ君の表示がカタカナ標記なところが、もはや錯誤させるのはここと言っているようなものでどこの誰と繋がってくるのかと考えるとおのずと答えに近づいてしまうところがもったいない様な気もしましたが・・・どんなもんでしょうかね。
 ただ別の本も手に取ってみようかと思わせるには充分な作品でした。
 さてさてなにが良いものか探してみようかな。
 

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